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2022.02.10

アジア選出のIOC女性スポーツ賞にUWW理事の張霞・元中国協会会長…女性審判の育成に貢献

 

レスリング界の女性役員登用に貢献した張霞氏(中国)=UWWサイトより

 国際オリンピック委員会(IOC)と世界レスリング連盟(UWW)は、2021年のIOCウーマン&スポーツ賞のアジア選手権に、中国および世界のレスリング界で、審判やコーチを含めて女性の参加を増やすリーダー的な活動を行ったUWW理事のチャン・シア(張霞=中国レスリング協会・前会長)氏を選出した。

 同氏は「この賞を受賞することは、私にとって大きな意味があり、より多くの責任と使命を感じています。これからも、より質の高い女性の才能を育て、発見し、男女共同参画の推進、レスリングの発展、オリンピック運動の発展に貢献していきたいと思います」と話した。

 張霞氏は、中国が初参加した1991年世界女子選手権(東京)の53kg級で優勝。引退後は国際審判員として活躍し、2004年アテネ大会から2016年リオデジャネイロ大会まで4度のオリンピックに参加し、2008年北京大会ではゴールデンホイッスル賞を受賞。他にも、世界選手権やアジア大会など多くの国際大会に参加した。

 その間も、審判クリニックを通じて女性審判の育成に力を注ぐなど、レスリング界の女性役員の参加を促進。2018年に64人だった女性の国際審判員が、2019年にはイラン、中国、北朝鮮からも加わって82人となったのは、同氏の力と言われている。

 中国協会の会長として、多くの女子合宿を開催し、女子レスリングの発展に貢献。2018年にハンガリーで行われたUWW総会で理事に当選し、現在に至っている。

 なお、同賞の最高位となる世界賞は、東京オリンピック組織委員会の橋本聖子会長が、組織委の女性理事の割合を約4割に引き上げるなど、ジェンダー平等の取り組みを進めたことが評価されて選出された。

 







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