成國大志（MTX GOLDKIDS）が優勝、3選手が銅メダル…2022年アジア選手権・第5日（男子フリースタイル）
男子フリースタイルの先陣を切って金メダル獲得の成國大志（MTX GOLDKIDS）＝UWWサイトより
2022年アジア選手権第5日は4月23日、モンゴル・ウランバートルで男子フリースタイル5階級が行われ、70kg級の成國大志（MTX GOLDKIDS）が優勝、57kg級の新井陸人（自衛隊）、65kg級の山口海輝（日体大助手）、79kg級の髙橋夢大（日体大）の3選手が銅メダルを獲得した。97kg級の石黒峻大（新日本プロレス職）は初戦で敗れ、上位入賞ならなかった。
成國は1回戦で昨年の世界軍隊選手権3位のイラン選手を6－2で破り、準決勝で昨年優勝のタルガト・シルバス（カザフスタン）を11－５で撃破。決勝は昨年の世界選手権2位・U23世界王者のエルナザ・アクマタリエフ（キルギス）と対戦し、第1ピリオドを1－3の劣勢ながら、第2ピリオド開始早々に逆転し、4－3で勝った。
国際大会の優勝は初めてで、2017年デーブ・シュルツ国際大会（米国＝銅）以来のメダル獲得。男子フリースタイルはアジア選手権で3年連続優勝選手を輩出した。
新井は2回戦で東京オリンピック2位のラビ・クマール（インド）に敗れたものの、クマールが決勝に進み、組み合わせの関係で3位決定戦へ。2017年2位のモンゴル選手に終了間際に逆転勝ちし、国際大会で初のメダルを獲得した。
シニアの国際大会で初のメダルを手にした山口海輝（日体大助手）
山口は初戦の2回戦で昨年の世界ジュニア選手権優勝のラフマン・アモウザドカリリ（イラン）に黒星。敗者復活戦を勝ち上がって3位決定戦に進み、モンゴル選手を下して銅メダルを手にした。2019年世界ジュニア選手権優勝以来の国際大会のメダル獲得で、シニアでは初。
髙橋は1、2回戦を勝ち進んだ後、準決勝で昨年のU23世界選手権3位のアリ・バクチール・サバドコウヒ（イラン）に0－3で黒星。しかし、3位決定戦でモンゴル選手をテクニカルフォールで下し、シニアの国際大会で初のメダルを獲得した。
石黒は1回戦で昨年3位のインド選手に敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。（成國の写真以外は、UWWネット中継より）
代役出場の新井陸人（自衛隊）、銅メダル獲得で役目を果たした
山口と同じくシニア初の国際大会メダル獲得の髙橋夢大（日体大）
男子フリースタイル
【57kg級】新井陸人（自衛隊） 3位＝11選手出場《トーナメント表》
３決戦 ○［9-8］Zandanbud, Zanabazar（モンゴル）
２回戦 ●［Ｔフォール、4:24=4-15］Ravi, Kumar（インド）
１回戦 ○［不戦勝］A A Almohaini, Ali（パレスチナ）
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【65kg級】山口海輝（日体大助手） 3位＝11選手出場《トーナメント表》
３決戦 ○［8-1］Tseveensuren, Tsogbakrakh（モンゴル）
敗復戦 ○［フォール、4:41=8-0］Ullah, Inayat（パキスタン）
２回戦 ●［0-9］Amouzadkhalili, Rahman Mousa（イラン）
１回戦 ＢＹＥ
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【70kg級】成國大志（MTX GOLDKIDS） 優勝＝10選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○［4-3］Akmataliev, Ernaza（キルギス）
準決勝 ○［11-5］Syrbaz, Talgat（カザフスタン）
２回戦 ○［6-2］Yeganehjafari, Mohammed Mehdi（イラン）
１回戦 ＢＹＥ
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【79kg級】髙橋夢大（日体大） 3位＝11選手出場《トーナメント表》
３決戦 ○［Ｔフォール、4:42=12-1］Enkhbayar, Byambadorj（モンゴル）
準決勝 ●［0-3］Savadkouhi, Ali Bakhtiar（イラン）
２回戦 ○［8-1］Zakirov, Zhiger（カザフスタン）
１回戦 ○［Ｔフォール、3:23=11-1］Bozorov, Shurat（タジキスタン）
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【97kg級】石黒峻士（新日本プロレス職） 8選手出場《トーナメント表》
１回戦 ●［0-5］Kadian, Satyawar（インド）
※敗者復活戦に回れず
