【6.16～19明治杯全日本選抜選手権・展望（4）】アジア3位の鶴田峻大（自衛隊）が勝ち抜くか…男子グレコローマン97kg級

　今年の世界選手権（9月10～18日、セルビア・ベオグラード）の日本代表を決める2022年明治杯全日本選抜選手権は、6月16日（木）～19日（日）に東京・駒沢体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権で優勝した選手が勝てば日本代表に決定。別の選手が勝てば、当日の全試合終了後、両者でプレーオフを行い、勝者が日本代表。各階級の見どころを探った。

《大会要項》 ／ 　《大会日程＝各日の実施階級》　／　《観戦チケット販売》

男子グレコローマン97kg級・展望（2022年6月16日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

階級を上げて全日本選手権を制した鶴田峻大（自衛隊）。再現なるか

　昨年の世界選手権87kg級代表の鶴田峻大（自衛隊）が階級を上げて全日本選手権を制した。4月のアジア選手権では銅メダルを獲得し、階級アップ後の成績は順調。今大会も栄冠を勝ち取るか。

　この階級の世界選手権代表だった奈良勇太（警視庁）は、全日本選手権では学生二冠王者（全日本大学グレコローマン選手権、全日本学生選手権）の仲里優力（佐賀県スポーツ協会＝当時日体大）に敗れるなどして4位に低迷した。再浮上なるか。

　奈良の壁を乗り越えた仲里は、決勝で敗れた鶴田にリベンジして王座を引き寄せたいところ。同3位決定戦で奈良を破ったベテランの天野雅之（中大職）が優争いに加わることができるか。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女 子

2021年全日本選手権 → クリック

　▼決勝
鶴田峻大（自衛隊）○［6-0］●仲里優力（日体大）

　▼3位決定戦
天野雅之（中大職）○［Ｔフォール、2:13=10-1］●奈良勇太（警視庁）

エントリー選手（11選手）

※昨年の世界選手権代表、全日本選手権のこの階級の1～3位以外はアイウエオ順

奈良勇太

鶴田峻大

仲里優力

天野雅之

《2021世界選手権22位》
奈良勇太（なら・ゆうた＝警視庁）
1996年3月7日生まれ、26歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高～日体大卒。185cm。2021年全日本選手権4位

《2021世界選手権87kg級代表／2021年全日本選手権優勝》
鶴田峻大（つるだ・たかひろ＝自衛隊）
1995年12月7日生まれ、26歳。沖縄県出身。沖縄・沖縄尚学高卒。182cm。2022年アジア選手権3位

《2021年全日本選手権2位》
仲里優力（なかざと・ゆうり＝佐賀県スポーツ協会）
2000年2月26日生まれ、22歳。沖縄県出身。沖縄・北部農林高～日体大卒。180cm。2021年全日本大学グレコローマン選手権優勝・全日本学生選手権優勝

《2021年全日本選手権3位》
天野雅之（あまの・まさゆき＝中大職）
1988月9月14日生まれ、33歳。福岡県出身。福岡・東福岡高～中大卒。183cm。2021年全日本選抜選手権4位

加藤大翔（かとう・だいしょう＝国士舘大）
2003年1月27日生まれ、19歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高卒。170.2cm。2021年東日本学生選手権・新人戦優勝

芹川力亜（せりかわ・りきあ＝日体大）
2001年10月11日生まれ、20歳。佐賀県出身。佐賀・鹿島実高卒。179cm。2021年全日本学生選手権3位

中原陸（なかはら・りく＝大東文化大）
2002年8月1日生まれ、19歳。埼玉県出身。鹿児島・鹿屋中央高卒。178cm。2022年JOC杯U20優勝

長友大生（ながとも・たいき＝中京学院大）
2002年7月11日生まれ、19歳。福井県出身。福井・敦賀気比高卒。175cm。2021年西日本学生選手権優勝

丸山純樹（まるやま・あやな＝静岡県協会）
1999年7月20日生まれ、22歳。静岡県出身。静岡・沼津城北高～日体大卒。180cm。2021年全日本学生選手権3位

山本純大（やまもと・よしひろ＝拓大）
2001年5月3日生まれ、21歳。奈良県出身。奈良・大和広陵高卒。188cm。2021年全日本学生選手権2位

吉村海里（よしむら・かいり＝国士舘大）
2000年10月17日生まれ、21歳。鹿児島県出身。鹿児島・鹿屋中央高卒。176cm。2021年東日本学生選手権優勝