世界レスリング連盟(UWW)は8月11日、4~5日に英国・バーミンガムで行われた2022年コモンウェルス大会で、21人の審判員のうち16人が女性審判員(うち7人が最高カテゴリーのIS審判員)という構成で開催され、無事に終了したことを報じた。
「女性審判にとって大きな成功をおさめた。関係者全員にとって素晴らしい経験となり、女性審判の将来に大きな希望が持てた。間違いなく、女性が将来、オフィシャルとしてレスリングの道を見つけるきっかけとなりました」と総括している。女性レフェリーが過半数を占めた大会は史上初めてという。
UWWは今年3月、2024年パリ・オリンピックでの男女平等を達成するために戦略計画を発表。今年のコモンウェルス大会では、21人の審判員のうち70%を女性審判員という構成にするほか、女性役員が男性役員より多くなることに合意し、発表していた。
【女性の参加審判員】
《IS審判員》南アフリカ、インド、韓国、ノルウェー、カナダ(2人)、オーストラリア、セルビア、フィンランド
《IS以外の審判員》エジプト、ギリシャ、米国、ハンガリー、英国(2人)、ポーランド、カナダ、イタリア、スウェーデン、ドイツ、南アフリカ