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2022.09.10

谷岡郁子・日本協会副会長の当選ならず、日本は2018年以降の理事不在が続く…UWW理事選挙

 

 世界レスリング連盟(UWW)は9月9日、セルビア・ベオグラード市内のホテルで総会を開催し、理事選挙を実施。立候補した日本協会の谷岡郁子副会長(至学館大学長)の当選はならす、日本は2018年以来、理事なしの状況が続くことになった。

 今回、6年間の任期を終えた理事は6人。他に、昨年の総会で選出されながら、死去されたルシオ・カネバ(イタリア)の残りの任期(2026年までの4年間)を務める1人を加え、7人の枠を16人(現職5人、新人11人)が争った。

 投票の結果、谷岡副会長は7位までに入れなかった。同副会長は「力不足でした。多くの人に協力していただき、チームワークを強く持って尽力してくれたことに感謝します」と、選挙戦を振り返った。

 敗戦の一因として、これまでUWWとのつながりがなく理事選へ立候補することになった事情を挙げ、「若い頃からUWWの各委員会に加わり、10年から20年をかけて国際人として育て、UWWに貢献する人材の輩出が必要」と要望。オリンピックでメダルを取ることだけではなく、世界のレスリング界の発展に貢献する、という発想の必要性を訴えた。

 日本人理事は、1956年メルボルン・オリンピックの時の総会で当時の八田一朗・日本協会会長が選ばれ、1968年メキシコ・オリンピックの時まで副会長にも推されて12年間務めた。4年を置いて1972年に笹原正三氏(日本協会前会長)が当選。途中から副会長となり、1996年に福田富昭・現日本協会名誉会長が代わって立候補して当選。2002年からは副会長だった。

 2014年に福田理事が勇退し、富山英明・現日本協会会長が4年任期の理事に当選したが、2018年の選挙で落選。理事不在が続くことになった。


 《2022年UWW理事選挙結果》=★は女性、新は新任
1、 ダニエル・イガリ(ナイジェリア) 83票=新
2、 セオドア・ハマコス(ギリシャ) 82票
3、 カール・マーティン・ディットマン(ドイツ) 81票
4、★ロディカ・ヤクシ(トルコ) 79票
〃  ラズバン・ピルカラブ(ルーマニア) 79票=新
6、 ナミグ・アリエフ(アゼルバイジャン)73票
(以上、任期は2028年まで)

 7、★ザン・イェ(中国)62票=新
(任期は2026年まで)

 8、 ダミルベク・アシルベク(キルギス)57票
 9、★谷岡郁子(日本)31票
10、★ペルジ・ブヤンデルゲン(モンゴル)28票
11、 ダビール・アリレザ(イラン)25票
12、 リオネル・ラカゼ(フランス)21票
13、★アネッテ・クレ(ノルウェー)17票
14、 ユーリ・コピトコ(ウクライナ)11票
15、 ブリジブフシャン・シン(インド)9票
16、 マルシヌス・ボッセ(南アフリカ)5票







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