2022.10.03

【2022年世界選手権・レビュー（5）】男子グレコローマン72kg級／優勝選手・表彰式・闘いのあと

（2022年9月10～18日、セルビア・ベオグラード）

【男グレコローマン72kg級・優勝】
アリ・フェイゾラ・アルサラン（Arsalan, Ali Feizollah＝セルビア）

　1995年5月8日生まれ、27歳。2021年までイラン国籍。2012年ロンドン・オリンピック金メダリスト、ガセム・レザエイらの指導を受け、2011・12年アジア・カデット（現U17）選手権と2014・15年世界ジュニア（現U20）選手権でそれぞれ優勝。2015年には世界ジュニア（現U20）選手権で3位へ。

　2017年にはシニアのアジア選手権66kg級で3位になったりしたが、層の厚いイラン・グレコローマン中量級で台頭するのは厳しく、今年1月からセルビア国籍へ。欧州選手権で3位となり、今大会の2回戦で欧州王者を撃破。その勢いで世界一へ輝いた。

　■アリ・フェイゾラ・アルサランの話「これは、私が夢見ていたことです。その夢を今、現実に変えました。世界チャンピオンになったのです。皆さんは、私がここにたどり着くまでの苦労を知らないでしょう。私をサポートしてくれたイランとセルビアのすべての人に感謝します」（UWWサイトより）

《1回戦～決勝の成績》＝result ／トーナメント表
決　勝　○［7-4］Ganizadeh, Ulvi（アゼルバイジャン）
準決勝　○［フォール、2:32=5-1］Ghanem, Mahmoud Ibrahim Hamed Hassan（フランス）
３回戦　○［Ｔフォール、2:29=9-0］Sleiva, Kristupas（リトアニア）
２回戦　○［7-3］Fritsch, Robert Attila（ハンガリー）
１回戦　○［Ｔフォール、4:43=11-2］Kulik, Andrey（ウクライナ）

【表彰式】