2022.10.14

【2022年世界選手権・レビュー（8）】男子グレコローマン87kg級／優勝選手・表彰式・闘いのあと

（2022年9月10～18日、セルビア・ベオグラード）

【男グレコローマン87kg級・優勝】
ズラビ・ダツナシビリ（Datunashvili, Zurabi＝セルビア）

　1991年6月18日生まれ、30歳。元ジョージア選手で6歳からレスリングを始める。ジョージア代表として2012年ロンドン・オリンピック（7位）と2016年リオデジャネイロ・オリンピック（18位）に出場し、欧州選手権優勝の実績もある。2018年にジョージア協会とトラブルがあり、しばらくマットを離れたが、2020年にセルビア国籍を取得して復活。12月の個人戦ワールドカップ2位。

　2021年欧州選手権優勝などを経て、東京オリンピック最終予選で2位。通算3度目のオリンピックは3位に入賞。2ヶ月後の世界選手権で世界一に輝いた。2022年は欧州選手権で8位と不調だったが、７月のルーマニアでの国際大会で優勝。弾みをつけて地元で世界V2を達成した。

　■ズラビ・ダツナシビリの話「セルビアの人々のために、セルビアのスポーツのために、今日は勝ちたかった。（決勝はデンマーク初の世界王者を目指す選手）戦術はいくつかあったが、投げを決めるチャンスがあり、それができて4ポイントを獲得できたことが大きかった。彼は若くていい選手だ。たぶん、3年後に私を倒して金メダルを取ると思う」

《1回戦～決勝の成績》＝result ／トーナメント表
決　勝　○［6-2］Bisultanov, Turpal-Ali Alievich（デンマーク）
準決勝　○［4-3］Losonczi, David（ハンガリー）
３回戦　○［4-1］Kessidis Bjurberg, Alexandros Michel（スウェーデン）
２回戦　○［5-0］Wagner, Hannes（ドイツ）
１回戦　　ＢＹＥ

【表彰式】