2024年パリ・オリンピック、およびオリンピックの第1次予選となる2023年世界選手権をはじめ、2023年の国際大会(U23世界選手権など)の選考基準が、下記の通り決まった。
■2023年世界選手権大会及び2024年パリ・オリンピックにおける選手選考基準について
《2023年世界選手権でオリンピック出場枠を取った場合》
(1)2023年世界選手権でメダルを獲得した選手は、オリンピックの日本代表に内定
(2)2023年世界選手権で出場枠を獲得したが、メダルを獲得できなかった選手(5位の選手)は、2023年天皇杯全日本選手権で優勝すればオリンピックの日本代表に内定
(3)上記の選手が全日本選手権で優勝できなかった場合、2023年天皇杯全日本選手権優勝選手と、後日、プレーオフを実施し、勝者を日本代表に内定。プレーオフは、全日本選手権から1ヶ月以内にリミット計量で実施する。
《2023年世界選手権でオリンピック出場枠を獲得できなかった場合》
(1)2023年天皇杯全日本選手権優勝選手を、2024年のオリンピック・アジア予選と世界最終予選に派遣する。
(2)2023年天皇杯全日本選手権優勝選手がけがで上記予選に出場できなかった場合は、全日本選手権2位の選手を予選に派遣する。
(3)全日本選手権2位の選手が上記予選でオリンピック出場枠を獲得した場合、当該選手と全日本選手権優勝選手との間でプレーオフをリミット計量で実施し、勝者をオリンピックの日本代表に内定。
2023年世界選手権に補欠選手が出場した場合の取り扱い、選考選手がけがや病気をした場合の取り扱い、その他の規定は、上記の《2023年世界選手権大会及び2024年パリ・オリンピックにおける選手選考基準について》を参照。
《オリンピック実施階級》
(1)2022年天皇杯全日本選手権と2023年明治杯全日本選抜選手権の優勝選手が同じ場合、当該選手に世界選手権出場権を与える。
(2)2022年天皇杯全日本選手権と2023年明治杯全日本選抜選手権の優勝選手が異なる場合、当該2選手にて、日を改めてプレーオフを行い、勝者を代表選手とする。
(3)プレーオフは
①出場は明治杯全日本選抜選手権のエントリー階級とする
②日程は、2023年全日本社会人選手権と同日とする
③計量はリミットで行う。
(4)補欠選手は、
①2022年天皇杯全日本選手権と2023年明治杯全日本選抜選手権の優勝選手が同じ場合は、明治杯全日本選抜選手権2位の選手とする
②2022年天皇杯全日本選手権と2023年明治杯全日本選抜選手権の優勝選手が異なる場合は、プレーオフの敗者とする。
《非オリンピック階級》
(1)世界選手権派遣選手選考プレーオフを実施し、その勝者を派遣選手とする。
(2)上記プレーオフへの出場資格は
①当該階級における2022年天皇杯全日本選手権の優勝者
②当該階級における2023年明治杯全日本選抜選手権の優勝者
③2022年天皇杯全日本選手権および2023年明治杯全日本選抜選手権のオリンピック階級で2位以内に入賞した選手
(3)非オリンピック階級のプレーオフは、オリンピック階級のプレーオフの実施後2週間をめどに、リミット計量で実施する。
選考選手がけがや病気をした場合の取り扱い、その他は、上記の《2023年各選手権大会代表選考について》を参照
来年9月から10月にかけて、約1年延期されて実施されるアジア大会は、2022 アジア競技大会規定により選出された内定選手を派遣する。2021 年度天皇杯全日本選手権大会の成績より 同階級上位選手を優先に副選手が選出され、内定選手が辞退した場合は、副選手を派遣する。
派遣手続き規定(現段階で未発表)が明らかになり、世界選手権とアジア大会に同一選手を派遣できない場合は、選手をいずれか 1 名に決定する。