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2023.04.08

2023年アジア選手権(カザフスタン)出場の男子フリースタイル・チームが出発

 

 4月9日(日)~14日(金)にカザフスタン・アスタナで行われる2023年アジア選手権に出場する男子フリースタイル・チームが4月7日、羽田空港から出発した。男子フリースタイルは13・14日に行われる。

 昨年は2階級で優勝し(61kg級=樋口黎、70kg級=成國大志)、4階級で銅メダルを獲得。国別対抗得点は4位だった。今年は57kg級の新井陸人(自衛隊)が2年連続メダル獲得に挑む。

 湯元進一コーチ(自衛隊)は「二番手の選手もいますが、その中にも優勝を狙える選手もいるので、最低2階級の優勝を目標にしたい」と話す。イランが、全階級ベストメンバーではないものの、65kg級で世界王者がエントリーされているなど、かなり強敵になると見ている。地元のカザフスタンも「いい選手がそろっていますね」と話し、気が引き締まるエントリー状況だ。

▲カザフスタンへ向かった男子フリースタイル・チーム

 ロシアが国際大会に復帰する可能性があることについては、「世界選手権前には何かの大会には出てくるような気がします。アメリカ、イラン以上に強いのがロシア。何らかの情報を得て来たい」と、情報収集も重要な役目と話した。

 57kg級で2年連続メダル獲得を目指す新井陸人(自衛隊)は「前回より上を目指して、優勝が目標」と言う。今年は「ザグレブ・オープン」(クロアチア)に出場して経験を積んでおり、外国選手との闘いに慣れたとの感じがあるそうだ。世界選手権に出場するには、明治杯全日本選抜選手権とプレーオフに勝つ必要がある。そのためにも、ここで好成績を残し、弾みにしたい気持ちを話した。

 昨年のアジア&世界王者ラフマン・アモウザドハリリ(イラン)が出てくるのが65kg級。挑む安楽龍馬(Nobitel)は「他にも強い選手が出てくるので、一人に絞れないですね」と話し、強豪揃いの階級と覚悟している。それでも、世界王者は「防御の構えがしっかりしている」などと研究しており、「闘いたいとは思います。闘う以上は勝ちたい」と、燃える気持ちを隠さない。

 92kg級の吉田アラシ(日大)は初の国際大会出場。「緊張と楽しみの両方があります。国内の大会で成長を実感しているので、持っているものをぶつけたい」と話す。国内で吉田と闘った選手は、吉田の前に出る圧力が日本人離れしていることを証言する。「パワーでは外国人に負けない?」の問いに、「やってみないと分からないです」-。とにかく経験を積み、今後につなげたい気持ちのようだ。

 男子フリースタイル・チームは下記の通り。男子グレコローマンと女子のチームはすでに出発している。

▲出発前のミーティング


2023年アジア選手権・男子フリースタイル代表チーム

▼57kg級 新井陸人(自衛隊)
▼61kg級 小川航大(自衛隊)
▼65kg級 安楽龍馬(Nobitel)
▼70kg級 青柳善の輔(山梨学院大)
▼74kg級 木下貴輪(クリナップ)
▼79kg級 山﨑弥十朗(サイサン)
▼86kg級 石黒隼士(自衛隊)
▼92kg級 吉田アラシ(日大)
▼97kg級 石黒峻士(新日本プロレス職)
▼125kg級  山本泰輝(自衛隊)

 ◎日本選手団役員

【強化委員長】赤石光生(日本オリンピック委員会)、【強化副委員長】豊田雅俊(警視庁)

【男子グレコローマン・コーチ】笹本睦(日本オリンピック委員会)、鶴巻宰(自衛隊)、【女子コーチ】金浜良(サントリービバレッジソリューション)、藤波俊一(日体大コーチ)、【男子フリースタイル・コーチ】湯元進一(自衛隊)、米満達弘(自衛隊)

【トレーナー】野呂賢二(日本スポーツ振興センター)、秋山未来(日本スポーツ振興センター)、【栄養】野﨑久美(日本スポーツ振興センター)







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