奥野春菜(おくの・はるな)…2017年世界選手権で初の世界一へ
【生年月日、出身】1999年3月18日、三重県生まれ
【身長】158cm
【所属】三重・一志ジュニア出身。三重・久居高~至学館大
【コーチ】吉田栄勝、奥野竜司、栄和人
【レスリング歴】2001年~
【全日本選手権成績】2014年=3位、2015年=5位(55kg級)、2016年=5位、2017年=優勝、2018年=棄権、2019年=優勝、2020年=6位、2021年=3位、2022年=2位(以上、53kg級)
【オリンピック・世界選手権成績 】2017年=優勝(55kg級)、2018年=優勝(53kg級)
吉田沙保里の出身クラブの三重・一志ジュニア教室でレスリングを始め、2007~10年に全国少年少女選手権4連覇。
中学では1年生の時(2011年)全国中学生選手権で頸椎を負傷し、選手生活を危ぶまれる危機へ。そこから復活し、翌2012年3位を経て、2013年に優勝。全国中学選抜選手権も制覇。
2014年は世界カデット選手権52kg級で3位になるとともに、インターハイ52kg級で1年生王者へ。初出場の全日本選手権55kg級で3位に入賞。2015年はアジア・カデット選手権52kg級で優勝するとともに、インターハイで2連覇を達成。
2016年はインターハイ52kg級で優勝、女子史上2人目の3連覇を達成するとともに、世界カデット選手権52kg級優勝。2017年の全日本選抜選手権55kg級で勝って世界選手権の代表となり、初出場で初優勝を達成した。同年のU23世界選手権55kg級でも勝ち、全日本選手権は53kg級で優勝。
2018年も全日本選抜選手権53kg級で勝ち、アジア大会3位のあと、世界選手権でも優勝。しかし全日本選手権は体調不良で棄権した。
2019年は全日本選抜選手権53kg級で2位。55kg級でのプレーオフにも敗れて世界選手権出場を逃した。世界ジュニア選手権53kg級で優勝し、世界で初めてカデット、ジュニア、U23、シニアの4部門で世界一になる快挙を達成。U23世界選手権でも53kg級を制した。全日本選手権53kg級でも優勝。
東京オリンピック出場を逃したあと、2022年にU23世界選手権で優勝。同年末の全日本選手権は2位だった。
(2022年12月現在)