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2021.07.19

2021年東京オリンピック/男子グレコローマン67kg級展望(8月3・4日実施)

 

《エントリー選手》

《第1シード》イスマエル・ボレロ・モリーナ(キューバ)、《第2シード》モハメド・イブラヒム・エルサイェド(エジプト)、《第3シード》アルテム・スルコフ(ロシア)、《第4シード》マテ・ネメス(セルビア)


2019年、前年世界王者を破って世界一に輝いたイスマイル・ボレロ・モリーナ(キューバ)。オリンピック2連覇を目指す

 2016年リオデジャネイロ・オリンピック59kg級優勝のイスマエル・ボレロ・モリーナ(キューバ)が2階級制覇を目指す。2018年の階級区分変更とともに、63kg級を経ることなく67kg級へ。同年のパンアメリカン選手権を制したものの、世界選手権はメイルザン・シェルマカンベト(カザフスタン)に敗れて上位進出はできなかった。

 しかし、2019年はパンアメリカン選手権、パンアメリカン大会と勝ち、世界選手権では決勝で前年世界王者を破って優勝。2020年パンアメリカン選手権でも優勝するなど強さを見せた。

 ボレロに世界一を明け渡してしまった2018年世界王者のアルテム・スルコフ(ロシア)は、ロシア国内の闘いを勝ち抜いて東京オリンピックのマットへ。4月の欧州選手権は負傷で途中棄権したものの、6月の「ベービ・エムレ&ハミット・カプラン国際大会」(トルコ)を制し、ボレロへのリベンジに燃えている。

 2019年世界選手権3位のマテ・ネメス(セルビア)は今年の欧州選手権で優勝と実力を見せている。もう一人の3位のフランク・スタエブラー(ドイツ)は2015年に66kg級で、2017・18年に71kg級で世界一に輝いた選手。2020年欧州選手権72kg級で優勝するなど地力十分の選手。ともに優勝争いに加わる可能性は十分。

 レスリング強国とは言いがたいが、2019年世界選手権5位のモハメド・イブラヒム・エルサイェド(エジプト)も可能性はある。2004年アテネ大会96kg級でエジプト選手として56年ぶりの優勝を遂げたイブラヒム・カラム(エジプト)の親族で、2018・19年U23世界選手権優勝と血筋を受け継いでいる。第2シードへ躍進しており、エジプトから4大会ぶりのチャンピオンが誕生するか。

男女を通じて2選手しか出場できない韓国。リュ・ハンス(柳漢壽)の奮戦が期待される

 欧州予選を1位で勝ち抜いた2018年U23世界選手権2位のラマズ・ゾワジ(ジョージア)、同2位で2020年個人戦ワールドカップ72kg級優勝のバリント・コーパジ(ハンガリー)、アジア予選を1位で勝ち抜いた2019年U23世界選手権72kg級優勝のモハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイ(イラン)が、どこまで上位へ食い込めるか。

 アジアからは、2013・17年に66kg級で世界一に輝いたリュ・ハンス(柳漢壽=韓国)が意地を見せられるか。アジア予選は2位だったが、続くアジア選手権は72kg級で優勝。2018年アジア大会、2019・20年アジア選手権と優勝を重ねた。かつてのグレコローマン王国・韓国も凋落が激しい。光る成績を残して次へつなげたいところだ。







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