※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
世界選手権3位の長谷川敏裕は57kg級にエントリーする一方、57kg級で東京オリンピック代表を逃した樋口黎(ミキハウス)がこの階級に出場する。実績からすれば優勝候補の最右翼となろう。
アジア選手権3位の嶋江翔也(佐賀県協会)が地方教員のハンディを乗り越えて挑む。57kg級でのオリンピック挑戦を経てこの階級に戻った2018年世界選手権代表の小栁和也(自衛隊)が優勝争いに顔を出す可能性は十分。
世界選手権代表決定プレーオフで敗れて世界選手権出場は逃したが、昨年大会優勝の小川航大(日体大)、全日本学生選手権で小川を破った2020年アジア選手権3位の榊流斗(山梨学院大)、全日本大学選手権で小川を破った森川海舟(拓大)、全日本選抜選手権2位の清岡幸大郎(日体大)らの学生選手が、樋口への“挑戦権”をつかむか。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女 子
▼世界選手権代表決定プレーオフ
長谷川敏裕(日体クラブ)○[Tフォール、1:29=10-0]●小川航大(日体大)
▼決勝
長谷川敏裕(日体クラブ)○[6-1]●清岡幸大郎(日体大)
▼3・4位決定戦
服部大虎(山梨学院大)○[11-2]●但野航(ニトリ)
※今年6月の全日本選抜選手権のこの階級の1~3位以外はアイウエオ順
《2021年全日本選抜選手権2位》
清岡幸大郎(日体大=きよおか・こうたろう)
2001年4月12日生まれ、20歳。高知県出身。高知・高知南高卒。167cm。2019年全日本選手権3位
《2021年全日本選抜選手権3位》
服部大虎(山梨学院大=はっとり・だいご)
1999年6月12日生まれ、22歳。茨城県出身。千葉・日体大柏高卒。168cm。2019年・2021年全日本学生選手権3位
小川航大(日体大=おがわ・こうだい)
1999年8月11日生まれ、22歳。青森県出身。青森・八戸工大一高卒。166cm。2020年全日本選手権優勝
菊地憲(AKH研究センター=きくち・けん)
1986年3月1日生まれ、35歳。秋田県出身。秋田・秋田商高~日体大卒。168cm。2020年全日本選手権優勝6位
小栁和也(自衛隊=こやなぎ・かずや)
1996年2月2日生まれ、25歳。長野県出身。山梨・韮崎工高~山梨学院大卒。162cm。2021年全日本選抜選手権5位
榊流斗(山梨学院大=さかき・りゅうと)
2000年5月24日生まれ、21歳。福島県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。165cm。2021年全日本学生選手権優勝
嶋江翔也(佐賀県協会=しまえ・しょうや)
1996年10月17日生まれ、25歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高~日体大卒。165cm。2020年全日本選手権2位
但野航(ニトリ=ただの・わたる)
1995年2月6日生まれ、26歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高~専大卒。170cm。2021年全日本選抜選手権4位
樋口黎(ミキハウス=ひぐち・れい)
1996年1月28日生まれ、25歳。大阪府出身。茨城・霞ヶ浦高~日体大卒。164cm。2019年全日本選手権57kg級優勝
深水小鉄(東洋大=ふかみ・こてつ)
2002年6月3日生まれ、19歳。広島県出身。大分・日本文理大附高卒。158cm。2021年全日本学生選手権3位
森川海舟(拓大=もりかわ・かいと)
2000年5月30日生まれ、21歳。東京都出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。171cm。2021年全日本大学選手権優勝
吉村拓海(自衛隊=よしむら・たくみ)
1997年11月25日生まれ、24歳。埼玉県出身。埼玉・埼玉栄高~早大卒。165cm。2019年全日本選手権5位